水がもたらす美容と健康の効果

１　水は一日どのくらい飲めばよい？

成人が一日に排出する水分量は、およそ２．５Lです。皮膚や呼吸から水分が失われている分が約０．９L、尿や便で約１．６Lが排出されています。単純に考えても、この排出される２．５L分の水分は最低でも摂取しなければいけません。平均的な食事で約１．０L、食べ物からエネルギーを得る際に０．３Lの水分を摂取できるため、残りの１．２Lは飲料水などから摂取する必要があります。

２　水の正しい飲み方とは？

一度にたくさんの水分を摂取すれば良いというわけではありません。一回コップ一杯程度（１５０～２５０ml）の量の水を一日６～８回に分けて飲むのが理想的です。まず、朝起きた時に寝ている間に失った水分を補給します。健康的な大人で１晩にコップ一杯ほどの水分を寝汗で失っています。また、入浴時なは８００mlほどの水分が身体から出ています。そのため、就寝、入浴は前後に、運動時は前後と合わせて運動中にも必ず水分補給を行い、水分不足にならないようにしましょう。

３　一度に大量に飲まない

水は一度大量に飲んだとしてもすべては吸収されません。吸収されなかった分は尿として排出されてしまうため、効果的な水分補給とはいえません。そのため、水分補給はこまめに行うのが理想的です。時間と飲む量を決めて、水分補給を習慣化しましょう。

４　血流が良くなる

血液は体のあらゆるところに酸素や栄養素を運ぶ役割をしている上、老廃物を排出する働きも持っています。水分を必要量摂取することで、これらの働きが正常に保たれます。

５　健康ために水摂取する

水分は人間の生命維持にとって必要不可欠なもので、最低限生きていくためには水分補給が欠かせませんが、水分から健康を得るために、ということを意識するのであれば、気ずいた時にこまめに水分補給をする習慣を身につけましょう。